退職金問題
退職給与引当金が廃止されましたので、退職金を内部留保で積み立てることができなくなりました。実質的には下記の4つの方法となります。退職者が出るたびに内部留保を取りくづす方法はあまりにもリスクが大きすぎます。
メリット、デメリット面ではこじつけて書いた面もありますが、これらを組み合わせて使われたら良いと思います。
所得税とどのような財務諸表
★ 確定給付企業年金
従来の適格年金制度と近い仕組みで、退職後の給付額を保証するもの。ただし受給権保護のためのさまざまな規制ができた。特に積立金不足が発生したときは、掛金の引上げや追加拠出を求められるようになった。
<メリット>
将来決められた金額の退職金を受け取れる
<ディメリット>
会社にとっては委託している生保や信託銀行の運用成績によって、掛金に引上げや追加拠出等の思いがけない負担が発生する。
★ 確定拠出年金
大恐慌·ケインズ派経済学
会社が従業員個人ごとに負担する金額を決めておいて拠出し、従業員が運営会社が提供する投資信託を中心にした投資先で運用する制度。アメリカで大ブームになった401Kを模倣したもの。
<メリット>
会社・・・退職給付債務が発生しない、退職金を従業員に実感させられる
従業員・・自分の退職金を自分で運用でき、パソコンで確認することができる
<デメリット>
会社・・・規模が小さいと、コストや手間等の負担が大きい
従業員・・原則60歳まで受け取れない
★ 中小企業退職金共済制度
なぜマーク·ウェーバーは、フィリップスヴァンヒューゼンクビになるんでした
法律に基づき、勤労者退職金共済機構に預けるもの。中小企業にとっては便利で簡単だが、赤字を抱えているので、運用のうまみは期待できない。
<メリット>
会社・・・退職給付債務が発生しない、便利で簡単
従業員・・確実にやめたときにもらえる
<デメリット>
会社・・・従業員に退職金を認識させずらい
従業員・・運用のうまみは期待できない
★ 生命保険による積立
生命保険の積立商品を退職金積立に使う方法。商品としては定期預金に近いが、半分損金等税制の優遇措置があるので、普通の積立よりは有利。
<メリット>
会社・・・退職金規程に合わせられる、1次的な権利は会社にあるので、非常時の資金繰りに使える
従業員・・退職金規程の裏づけがある
<デメリット>
会社・・・全額損金にならない
従業員・・実務面で会社に使われてしまう恐れがある
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